レンダリング装置の活用による埋却から 焼却処理への推進のための第4回意見交換会

2024.8.20(火)

レンダリング装置活用に向けた第4回目となる意見交換会が県庁畜産課・BSE会議室において午後2時から開催された。出席者は畜産課から家畜衛生対策室江森室長、吉田副主幹。ナイスポーク協議会から、青柳会長、菅谷会長代理、副会長5名(柴田・林・宝理・熱田・北田)、塩澤顧問、事務局の9名が参加しました。

青柳会長から、継続的に開催していく中で、万が一の時に活用できるように検討していきたいと挨拶。最初に畜産課から情報提供として提出されて資料により下記の説明があった。

県畜産課家畜衛生対策室から説明

青柳耕一ナイスポーク会長

菅谷智男ナイスポーク会長代理

 

 

 

 

 

 

 

 

 

県としての考えを述べる衛生担当者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意見交換

 [ 嘆願書提出を踏まえ今後の対応策について ]

  • レンダリング装置設置場所の拡大・確保について

    旭市及び香取市の各地域に、各1カ所設置可能な場所(候補地)を確保し、現地の確認をしている。このような場所を増やしていくことが必要があることから、委員から現状について報告しました。

〇 旭市のブライトでレンダリング装置設置場所を2カ所確保している。

うち1カ所は農場敷地内と聞いている。

〇 アンケートで了解との回答があった農場に確認する

〇 東庄町の土地で河川敷だが場所はあると聞いているが、魚業関係者の反発が予想され

難しいかもしれない。

  • 旧小南給食センターや野球場の場所も、現状復帰してもらえるならば使用可能と聞いている。

〇 山武市は土地があまりない。焼却炉の確保も許可の関係で難しいとの回答があった。

○ 埋却地については、家保で木を伐採する必要があるか。地下水が高いかどうか等予定されている埋却地に実効性があるかどうか確認しているが、現状全ての埋却地を現地確認できている状況ではない。

  • 匝瑳で埋却した事例は、田んぼには影響は出ていない。豚を入れたフレコンを重ねて埋却せず、1つずつ投入したので、圧がそこまでかからなかったためと考えている。

国の事業で土地改良した土地は、埋却した場合は現状復帰が必要と聞いている。

◉一つでも多くの候補地を選定する。最終的には候補地マップ作成が目標
  • レンダリングの仕組みやメリット・デメリット等、理解できていない農家もいると思うので、皆で共通認識を持てるよう地元で各理事が説明をする。
  • 農場と地続きのため、他の農家が使用できない土地でも、使用できるかどうか確認しにくいので、候補地があれば家保に連絡して欲しい。排水ができない場所でも、汲み取り処理する等対応は可能なので、候補地としてあげて欲しい

地域的に候補地の確保が難しいと報告

  • レンダリング装置のデモンストレーションについ

 ◉ 移動式レンダリング装置について

    移動式レンダリング装置は、高温により病原体を不活化、生成物は焼却又は埋却で処分。全国で4台、それぞれ動物検疫所に配備されている。

北海道:東北支所胆振分室・ 横浜本所

中部空港支所名古屋出張所・門司支所

処理能力: 豚・2,000頭(平均体重60㎏/頭で換算)

 

◉千葉県でレンダリング装置の設置演習をすることについて

実施する場合、県だけでは予算確保が難しいので、生産者団体で半額負担できないか。

生産者から率直な発言も出された

【 出席者からの意見 】

  • 千葉で演習した場合の試算をまずは出して欲しい。
  • 設置する際の行政手続きが煩雑と聞いているので、県側の演習にもなるので実施したほうが良い。
  • 演習実施にメリットが、万が一の発生時に円滑に運用することだけでは、生産者に対しての説明が弱いように思う。不要な作業等がなくなり、発生時の費用が軽減される等のメリットがないと、開催する必要はないと感じる。
  • 次回までに検討を要する事項
  • 畜産課として千葉県で設置演習した際の試算をする。
  • 生産者による一部負担について会員の意見を聞くこと。