令和6年度千葉県肉豚共進会開催

２０２４．１０．１～３

公益社団法人千葉県畜産協会主催による令和６年度千葉県肉豚共進会は１０月１日～３日の３日間、旭市鎌数所在の（株）千葉県食肉公社で開催されました。県下７市町から６３組（１２６頭）の出品により盛大に開催され、２日目にと畜解体・格付・審査（個体及び比較）が行われ3日目の最終日に冷と体による比較審査と上位３点は肩部位のカット面により最終序列が決定されました。

―出品豚の全体成績―

平均枝肉重量は７７．５㎏と昨年の７７．６㎏とほぼ同じ結果となりました。上物率は８２．５％と前回の７８．９％を３．６ポイント上回りました。上物率は回を重ねるごとに上げてきており本県の生産する肉豚の質の高さが伺えます。枝肉の格落ち理由は、厚脂の割合が６．４％、と前回の４．６％から上昇しましたが、重量大による格落ちが前回の４．６％から２．４％と大幅に減少したことが上物率のポイント上昇の要因と考えられます。名誉賞となりました出品番号４６番は雌・去勢ともに極上で格付けされ、枝肉重量もほぼ揃っていました。枝肉としての中駆の厚み、幅に富み全体としてのボリュームと形状に優れ、均整のとれた枝肉でありました。また、肉質では脂肪、肉色、締り、きめの点で欠点のない枝肉でした。

冷と体での比較審査

審査委員である日本食肉格付け協会から講評

名誉賞（農林水産大臣賞）受賞枝肉

名誉賞のロース断面

枝肉が高額で販売されご満悦の出品者と関係者