アフリカ豚熱と水際対策強化
現在、最も恐ろしい疾病としてアフリカ豚熱の侵入が危惧されてます。
この病気は、平成30年(2018年)8月に中国においてアジア初の発生があり、その後、韓国、ベトナムを始めアジア全域に感染拡大しており、唯一侵入のなかった台湾でも令和7年(2025年)10月に発生が確認され、東アジアで発生していないのは日本のみとなりました。日本にも豚肉を輸出しているスペインで、令和7年(2025年)11月に野生イノシシで約30年ぶりに感染が確認されました。
この病気は、明確な治療方法、ワクチンもありませんので侵入を許せば産業の崩壊につながる恐ろしい疾病です。
国では農林水産省動物検疫所が中心となり水際対策(空港・港湾等)により病原体(ウイルス)を我が国国内に侵入させない努力が続いています。
国(農林水産省動物検疫所)は海外から口蹄疫・アフリカ豚熱などの侵入を防ぐために空港及び海港において入国者の靴底消毒、車両消毒、旅客への注意喚起、検疫探知犬を活用した手荷物検査など動物検疫措置を徹底しています。
検疫探知犬とは、手荷物の中から動物検疫の検査が必要とする肉製品や農産物を嗅ぎ分けて発見する訓練を受けた犬であり、日本では平成17年12月に成田空港に初めて導入した。アフリカ豚熱発生国など高リスク国からの便の旅客等の検査に対応するため、主要空港だけでなく、地方空港への配備を進め、令和2年度末には、全国で140頭体制で活躍しています。
令和6年の探知犬による探知実績は11万9097件(全体の48%)となっており、検疫対象物は肉類(ハム・ソーセージ・餃子類他)で、近年郵便物による違法持ち込みの摘発が増えています。
協議会では、近隣空港(成田・羽田)からの防疫キャンペーン参加の依頼に際し、若手生産者が主体に着ぐるみ持参でこれに参加し、出発ロビーにおいて、日本への肉製品持ち込みの禁止をお願いしています。
また、これらの現状を踏まえ、家畜所有者に対して飼養に係る衛生管理の方法に関して家畜の所有者が遵守すべき飼養衛生管理基準が定め強化され、方法が義務付けられています。
各農場では、①野生動物対策 ②農場内や侵入車両の消毒 ③更衣・履物の交換徹底を実施しています。
