自由民主党県議会議員会畜産振興議員連盟との 情報交換会開催

2025.9.22

令和7年3月末に千葉県で初めて豚熱の発生が確認され、養豚密集地帯であっただけに衝撃が走りました。幸いにも、今までの活動が功を奏して、天候不順ではあったもののレンダリング装置の活用により他への影響もほとんどなく処理ができました。今回の情報交換会は、レンダリングについて、一人でも多くの県議会議員の先生方に養豚に係る情報の共有を頂くことを大きな目的として開催しナイスポークから青柳会長、菅谷会長代理、林・北田・熱田・飯田の各副会長、塩澤顧問、堀江アドバイザー、事務局の9名が参加しました。

情報交換会に参加されて畜産議連の先生方

議連實川会長から、千葉県の農業生産額が令和5年度で4,029億円、そのうち養豚業が519億円で全国4位であり、品質の高い豚肉を生産している。豚肉を処理している5カ所の食肉センターがあるが老朽化しており、建て替えの必要性があると挨拶され,ナイスポーク青柳会長から、夏場の相場高騰があったものの、疾病問題や生産資材高騰により経営が厳しい状況にある現状を報告しました。

畜産課の江森課長から、レンダリング装置の活用については、ナイスポークチバ推進協議会と準備を進めてきたことを報告し、今後も選択肢として準備を進めるとの意向が示された。

本題に入る前に、畜産課家畜衛生対策室藤野副主幹兼室長から「豚熱の発生状況とレンダリングとは」と題し、下記内容で現状の報告がありました。

  • 飼養豚・野生イノシシ発生県、予防的ワクチン接種推奨地域
  • 豚熱の発生状況
  • 発生状況の推移
  • 野生イノシシ対策
  • 移動式レンダリング装置の配備状況

2018年に岐阜県において26年ぶりに発生が確認されて以降、全国に広がっており、千葉県では2025年3月31日に初めて発生が確認された旨説明。

本題に入りナイスポーク会菅谷知男会長代理から「豚熱発生に伴うレンダリング装置の活用について」映像を交え報告がありました。自らの農場での発生から、殺処分、レンダによる処理、焼却と

比較的スムーズに処理できたことに対し、国、県、関係者への感謝を話され、レンダリング装置を活用した経験を共有し、その有効性を強調しました。

レンダリングの問題点

〇 埋却よりも時間がかかる・・・生成物運びだしまで考えると。

〇 処理中は騒音や臭気の問題がある・・・気になる程ではなかった。

〇 殺処分以外に膨大な人員が必要・・・埋却に比べて膨大とは言えない。

〇 密封容器、運搬車両等膨大な資材が必要・・・鉄板・ペール缶必要。

〇 設置場所・生成物置き場・焼却施設、

レンダリングに関係する場所・施設を確保する必要・・・必要(あらかじめ準備)

〇 セミトレーラーが入る広さのある道路が必要・・・大型が入ればOK

〇 コストが膨大(埋却の数倍)・・・膨大(削減は可能)

レンダリング処理の説明

説明資料:レンダリング処理映像

 

 

 

 

 

 

 

 

レンダリング処理を経験して思うこと

〇 埋却地からの体液漏出がない・・・農場周辺の環境汚染を防ぐことができた。苦情の心配がない

〇 続発や野生イノシシへの感染を防ぐことができた。

〇 近隣住民への説明がしやすく関係を良好に保つことができた。

〇 悪臭がない・・・苦情がない。

〇 埋却地を残せたので再開の妨げにならない。

〇 終わったと思える。

 

 

今回の情報交換の内容

  • 千葉県の農業生産と養豚業の現状
  • 豚熱(CSF)の発生状況と対策
  • レンダリング装置の活用と有効性
  • 野生イノシシの駆除と対策
  • 食肉センターの老朽化と建て替えの必要性

問題点と解決策

  • 豚熱が発生した場合の処理方法として、従来の埋却には問題がある。

レンダリング装置を活用することで、環境汚染を防ぎ、近隣住民への影響も最小限度に抑えられる。

  • 野生イノシシの数が減少せず、豚熱感染源となっている。

捕獲強化と経口ワクチン散布を継続し、野生イノシシの豚熱感染率を下げる対策を実施している。

  • 豚熱発生後の農場再開に向けた資金面での課題がある。

手当金だけでは不十分なため、設備投資部分への支援が必要である。

  • 食肉センターの老朽化が進んでおり、建て替えが必要である。

新しい食肉センターを建設し、県内で処理できる体制を整えることで、海外輸出に対応できるHACCP基準をも満たせる。

決定事項

  • レンダリング装置は豚熱発生時の有効な対策手段として認められ、今後も選択肢として準備を進めることが決定された。
  • 野生イノシシ対策としては、捕獲と経口ワクチン散布を継続することが確認された。
  • 千葉県内の食肉センターの建て替えについて、議連とナイスポークが協力していくことが確認された。

◉ 今後千葉県で豚熱が発生した場合には、レンダリング装置を優先的に検討することが合意された。

閉会に際し、ナイスポーク青柳会長から、またこのように豚熱が発生した際は、レンダリング装置を活用した処理ができるようご指導をお願いしたいとの挨拶により会を閉じました

意見交換緒の後参加議員との記念撮影