令和4年度第2回理事会開催・具体的に事業活動推進を協議

2022.7.27

令和4年度通常総会において、承認された事業計画に掲げた項目について、本年度具体的に実施・推進する方策について協議を行った。開会に際し青柳会長から「飼料高騰対策での要請により畜産全体で8億6700万円の支援が決まり、豚では令和4年度配合飼料価格安定制度加入者で年度当初の契約数量に対し600円/㌧が決まった、反面先日栃木県において発生した豚熱は、5万頭を超える殺処分との報道があった。20日長野県が幹事県となり関東養豚協議会が開催され、豚熱対策について各県から問題点に関する意見が出され、より強く要請すべき内容について協議し、中央団体に対する要請することで決まった」旨挨拶。会則により青柳会長が議長となり協議に入る。

協  議

  • 最近の活動報告に関する

事務局から提示した資料 ①令和4年度通常総会の開催②羽田空港防疫キャンペーンへの参加報告 ③JPPA令和4年度通常総会の開催④第26回参議院議員選挙投票結果⑤令和4年度第1回関東養豚協議会開催の5行事について報告した。また、6月3日開催の通常総会経費について資料により55万7930円を報告。

  • 令和4年度事業計画に基づく計画推進に関する件

会議資料3~6㌻について承認された事業計画を説明。計画に上げたすべてを実施することは困難であることから、特に推進すべき内容について協議した。計画の13項目の中で特に実施項目として下記内容を推進することで意見を取りまとめた。

1.会員加入推進と全国チェックオフ組織再立上げ

令和4年の養豚農家戸数は215戸(令和3年:250戸)で45戸と大幅な減少となった。厳しい養豚情勢,先行き不安、後継者不足等理由が考えられる。総会終了後未会員については、議案書・報告書を添えて加入依頼を例年行っているが効果はほとんど新たな会員獲得は期待できない状況にある。賛助会員賛助会員の募集依頼:24㌻が令和3年度賛助会員の名簿であり、名簿にない普段接触のある企業につい参加を呼び掛けて頂くよう依頼した。チェックオフの新たな立上げについてJPPAは厳しい情勢から現状推進する状況ではないとの判断である旨報告。

2.政策要請と情報の共有

(1)豚熱対策の要請と生産者が求める対応の推進

①効果をより高めるワクチンの的確なる接種(2回・複数回接種)

②野生イノシシ対策(駆除強化)

③埋却地の確保・レンダリング装置の活用発生農場における全頭殺処分の必要性について改善を求める。

(2)家畜防疫互助基金の造成に関する取り組みと要請・契約内容の検証

(3)海外悪性伝染病(アフリカ豚熱)の情報の共有と水際対策の強化要請

3.県産(国産)豚肉の消費拡大推進

(1)イベントへの参加・・・コロナ感染状況を踏まへ各種イベントへの参加

(2)サポーター会員制度の継続実施推進

4.広告・宣伝

(1)ポスターの作成・図案の検討・・・例年通りデザイナーに依頼作成する。

(2)宣伝・・・ベイFM放送を活用したラジオ宣伝の検討・・・資料説明

養豚の現状を踏まえた内容でのPRも必要との意見もあり前向きに検討していく。

5.講習会・研修会の開催及び協賛

例年1~2月開催の千葉県養豚大会での講演テーマについて協議。

  • アニマルウエルフェアーについては、国が内容を日本版として検討している。

JPPAでも委員会を立ち上げ(菅谷会長代理も委員)現状まだ内容等説明する時期ではないとの意見もあり、本年度は取り上げない事とした。

・飼料価格高騰の現状から、生産者自ら生産コスト削減に取り組む必要性があり、過去にベンチマーキングへの取り組み(生産の立ち位置を知り、改善を図る)を促した経緯があるが、他のソフトによる経営分析への取り組み等から、関心を持つ生産者が少なく、立ち切れとなった経緯を事務局から紹介。実際取り組む役員は、取り組むべきとの意見もあった。より輸入豚肉との競争が強まる中で、自らコスト削減を考える上でも必要ではと考える。講習会・研修会テーマにすることも考えらえる。

6.養豚振興プロジェクト委員会の開催

コロナの影響で2年開催していない。本年は是非とも開催した。9月県議会に絡めて自民党畜産振興議連との情報交換会として開催を計画したい。 テーマは、豚熱・飼料価格高騰、と畜場問題などが考えられる。開催するとすれば、事前にどのような内容で実施するかを協議する必要がある。改めて協議する機会を考えたい。

7.青年部活動の推進

若手経営者による情報交換会は重要であり、関東養豚協議会では有志で集まり会合を重ねている。各県関東協議会事務局が協力していくことも必要と考える。千葉県は従来から若手が集まり、まとまって情報交換(勉強会)をする動きがあまり感じられない。関東での若手の集まりは本年度千葉県が当番県である旨菅谷会長代理から報告。ナイスポーク事務局でも開催に協力し、場合によっては支援・協力する。

8.衛生対策の強化と情報の共有

飼養衛生管理基準のより遵守に向けて、生産者個々でしっかり取り組んでいくことは当然ではある。ワクチン接種農場での豚熱発生をなんとか食い止めなければならない。そして隣国まで発生が迫るASFについてより水際対策の強化を強く求めていくことが重要である。8月10日(水)成田空港防疫キャンペーンへの参加を求め

 

.活動報告会の開催

2年開催ができていません。資料の通り12月7日(水)会場は確保しています。賛助会員からも開催を熱望する声が大きい。

コロナ感染状況が心配ですが、開催する方向で準備を進めていきたい。生産者・賛助会員・消費者・来賓(県・団体・国会議員・県議会)への参加も考えていきたい。記念講演講師の人選も考えていきたい旨説明。

3)会費賦課・徴収時期及び方法に関する件

生産集団取りまとめ期日は、8月31日期限で依頼している旨説明し協力をお願いした。

4)その他

(1)東庄ポーク&ビア祭りにナイスポークで協賛(協賛金:5万円)

(2)海匝地域畜産振興協議会令和4年度養豚講習会(協賛金:2万円)

(3)成田空港ASF広報キャンペーン(水際対策)

(4)建物共済加入制限について

(5)家畜の死体の埋却に供する土地に係る農地転用許可制度について

(6)旭市養豚推進協議会からの要請(6月3日総会にて受理)

5)閉   会

会議に参加したナイスポーク役員及び事務局