ナイスポークチバ推進協議会 令和3年度新執行部体制決まる
新型コロナの影響から、令和3年度通常総会を書面決議により開催し、予定された議案の承認を得たことから、令和3年7月1日(木)富里市農協会館会議室において承認された新役員による理事会が開催された。会議会場はコロナ感染拡大を防ぐため余裕のある2階中会議室で開催された。会議には、新役員17人(20名中)顧問3名が出席した。開会に際し、新役員による自己紹介の後、岩岡前会長に議長をお願いし予定された議案について協議しました。
1)令和3年度通常総会承認事項に関する件
(1)理事互選による新三役選出について
会則にある、会長1名、会長代理1名、副会長6名を人選について事務局案があれば提示願えたら良いとの発言により、事務局から提案資料を配布し、出席理事全員の賛成により承認される。議長から新会長を中心にして役員の協力により協議会の活発な活動をお願いする旨挨拶。また、事務局から顧問について提案。
従来から会長職を退任された役員は顧問として協議会運営にご協力を戴いております。今回会長が退任され顧問4名となります。一般的には、顧問4名は多いのではとの声も聞かれることから、配布した名簿記載のように、顧問2名.アドバイザー2名としたらどうか提案いたします。
顧問は従来通り役員会へ出席をお願し、アドバイザーは特例を除き通常の会議へは参加せず執行部への助言等を頂く役割として提案いたします。
会則には顧問のみの記載ですが、顧問=アドバイザーで、会則改正の必要性があれば来年度の総会にて考えたいと説明。出席者から顧問、アドバイザーは、経験豊富でありいろいろの場面での助言、判断を願えることから置くべきとの意見から承認された。
選出された執行部の皆さん
会長に選出された青柳耕一氏(左から2番目)その右側、会長代理 菅谷 知
(2)ナイスポーク協議会の活動概要について
今回選出された役員22名(理事・監事)は留任9名・再任4名・新任9名です。
協議会の活動について再確認の意味から資料6㌻フローチャートの説明。協議会は設立され24年目には入りました。新型コロナ感染により、計画通りの活動がなかなか出来ない状況ですが、今回選出された役員の皆さんも若返り、若い考え方で新たな活動をお願いいたします。
また全国におけるナイスポークチバの立ち位置について資料により説明。
(3)事業計画に基づく具体的な活動内容の検討
令和3年度に取り組むべき課題について事務局から事業計画の説明
一人でも多くの役員から意見をお願いする意味から、出席者全員から意見を求める。
出された本年度活動する内容について下記の意見が出されました。
(1)ナイスポーク会員加入推進
生産者の意見を政策に反映させるために会員加入は不可欠
(2)全農建値・豚枝肉価格問題
全農建値決定の一つである埼玉市場は出荷頭数も少ないことから、買参人も少なく、
そのため上物価格も低い傾向にあるため全農建値の価格へ影響。
(3)生産者間の情報交換
県内外含め、若手生産者間の情報交換が必要。後継者の仲間作り、勉強会の企画・開催
(4)飼養衛生管理基準、埋却地問題
現場における衛生管理基準の遵守・対応に関する問題点の検討。
指導機関との情報交換(県畜産課・家畜保健衛生所他)
(5)豚枝肉格付け規格の改正
家畜改良増殖法(豚)の改正に伴い、豚枝肉格付け規格上物上限3㎏引き上げる。
(6)環境問題(臭気)に関する情報収集・対策・助成措置
地域住民から認められる産業を目指す意味から、特に密集地域では地域ぐるみでの対応が急務であり、他県の参考事例の収集、改善のための助成措置の要請他
(7)飼料価格高騰に対する対策・飼料米等の活用による構築連携
飼養管理。豚の改良、基金、飼料米の活用、MA米の利用他
(8)全国チックオフの立ち上げ・法制化
差額関税制度の一部撤廃からより安価な輸入肉による国産豚肉の価格への影響が想定されることから、国産豚肉の消費拡大により力を入れていく必要性がある。消費者に対し国産豚肉の美味しさをPRする。
≪その他≫
2)豚熱ワクチン接種に関する件
(1)豚熱に関する状況
(2)接種の現状と問題点
(3)知事認定獣医師によるワクチン接種について
(4)JPPA及びトンセイレンの要請活動
(5)行事予定と対応
閉会に際し、新会長からこれからの活動への抱負と役員に対し協力を求めました。
会議終了後出席役員による記念撮影