緊急関東養豚協議会開催される

12月12日宮城県大河原町のワクチン接種農場で新たに豚熱が確認された。2018年9月国内での発生が確認されて以降16県75例目の発生で、東北地方では昨年山形県で発生して以来2例目となる。豚熱を確認したのはワクチン接種済みの豚との報告で関連農場含め計11,900頭が殺処分される。豚熱(CSF)発生から3年が経過し、なかなか終息の目途が立たない。現状を何とか変える策を模索すべく師走の12月16日(木)緊急の関東養豚協議会を開催した。


今回協議会幹事県である山梨県の了解を頂きナイスポークチバ推進協議会が事務局代行として、東京市ケ谷所在の「AP市ヶ谷」で開催し、7県から27名が参加した。

会議の目的は、関東養豚協議会で豚熱に関する要請を一本化し、各会員地元の県、県議会、中央団体、地元選出国会議員等へ関東で連携し要請することにある。

 

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会に際し、幹事県代行としてナイスポークチバ推進協議会青柳会長から緊急会議の目的を踏まえ挨拶。来賓としてご出席頂いた(一社)日本養豚協会小磯専務理事から挨拶の後、開催県会長を座長とし協議に入った。最初に各県から今回検討する項目について、現状と対応を資料により報告。

続いて状況を踏まえた要請内容の検討により要請内容を決定した。

 

 

要請内容の承認

1. ワクチン接種・方法の対応

1)地域によっては、抗体価が不安定な状況にあることから、薬機法に基づく用法、用量の改正によりワクチン2回接種などの複数回接種の実施を国へ要望すること


2)豚熱ワクチンの空白期間をなくすため家畜防疫員、知事認定獣医師による毎週ワクチン接種できるような体制を構築すること


3)ワクチン接種適期を把握するため、免疫付与状況検査体制の強化と実施した検査結果を開示すること


2. 野生イノシシ対策

)野生イノシシの徹底的な駆除を官民あげて推進すること

2)経口ワクチンの、より効果的な継続散布を実施すること

3)国産経口ワクチンの早期開発を国へ要望すること

 

3.  殺処分に伴う処置対応

1)埋却地の確保を基本としているが、緊急時に備え、移動式レンダリング装置の設置と活用に向けた対応を図ること


 

1.ワクチン接種・方法の対応の(2)については、当初要請内容を週一回ワクチン接種対応を求め、対応が無理であれば獣医師の指導の基に生産者自らワクチン接種を認めるよう求める内容で考えたが、獣医師会の反発が考えられることから、あくまでも獣医師の対応を強く求めていくことで、生産者による自己防衛の方向に仕向けることが肝要との意見による要請文(内容)となった。

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2.要請内容については、今回の幹事県であるナイスポークチバ推進協議会において整理し決議文として作成したものを各県に送付し、確認・修正願がったうえで最終決定をする旨説明し了解を得た。本格的な要請活動は年明け早々となるものと考えられる。

注)上記要請書事項は会議当日出された意見を精査し各県の意見等修正を加えた最終の内容です。


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会議終了後参加者による記念撮影