(一社)日本養豚協会(JPPA)執行部・宮下農林水産大臣を表敬訪問

9月22日(金)、(一社)日本養豚協会(JPPA)執行部は、9月13日発足した第二次岸田内閣で入閣された宮下一郎農水大臣を表敬訪問し。意見交換をおこなった。9月22日に農水省は佐賀県での豚熱発生に伴い、九州全域を豚熱高リスク地域として農林水産大臣の指定する地域(大臣指定地域)に加えました。大臣指定区域とされたことで、家畜伝染病予防法施行規則に則り、通常の飼養衛生管理がより強化されます。

大臣から九州全域での豚熱ワクチン接種が始まったことについて、九州での豚熱ワクチン接種は早急な案件であり、感染経路を突き止めるために尽力しているとの話がありました。

JPPAの役員からは、ASF(アフリカ豚熱)が日本に浸入した場合の予防的殺処分、経営再開のための資金などの課題の他、養豚経営の課題、自給率の低下、担い手不足、不在の農地の活用などについても意見を交わしました。大臣から「取り組まなければならないテーマを皆さんからお聞きすることは重要であり、また意見をいただきたい」とのお話をいただきました。

《  宮下一郎農水大臣経歴  》

昭和33年8月1日愛知県生まれの65歳。
宮下一郎農水大臣経歴
東京大学経済学部経済学科卒業:自民党安倍派に所属

父親で厚生大臣などを務めた宮下創平 元衆議院議員の秘書などを経て平成15年の衆議院選挙で初当選しました。

○住友銀行入行、防衛・環境・厚生大臣秘書官、政策担当秘書

○財務大臣政務官、財務副大臣、内閣府副大臣

○衆議院財務金融委員会理事、経済産業委員会理事、財務金融委員長、予算委員会理事

○自民党経済産業部会長、政務調査会副会長、農林部会長

○現在、衆議院農林水産委員会筆頭理事、自民党政務調査会会長代理

  宮下農水大臣を囲んでJPPA執行部の方々

心の距離縮める「魔法」

 相手のトランプ札を言い当て、紙を一瞬で紙幣に変える。自民党農林部会長を務める 宮下一郎さん(62)の手品歴は約60年。百数十種類の技を繰り出す姿はプロ顔負け。

手品に出会ったのは3歳の時。指に付けたキャップを消して見せると家族は目を丸くした。人を喜ばせる手品の楽しさに魅了され、小遣いをはたいてグッズを買い集めた。銀行から衆議院議員へ転身した後も、支援者の前だけではなく、アジアやアフリカの農村視察時にたびたび披露した。 目の前で起こす「魔法」を通じて互いの距離が一気に縮まるのだといい、「国籍や言語、文化や年齢の壁を超えて不思議さを共有できる」とその魅力を語る。

新型コロナウイルスや鳥インフルエンザ対応に奔走する中でお披露目の機会は減っているものの、つかの間の休みを見つけては新たな技の習得に励んでいる。「堅物だと思われがちな自分に親しみを持ってもらう良いきっかけとなっている」と目尻を下げた。

(2021、6月 読売新聞記事から転用)