令和4年度県定期異動に伴う挨拶並びに 配合飼料価格高騰に対する支援要請

　　　　２０２２．４．１３

4月の新年度に向け、千葉県は3月下旬に令和4年度定期人事異動を発表しました。昨年は知事選挙後であり、最小限度の異動であったかと思います。　昨年就任された舘野農林水産部が留任され、生産流通戦略部長に越川浩樹氏（農林総合研究センター長）が就任されました。次長4名にの内2名が新たに就任。農林水産部関係課では、流通販売課長を除く政策課、団体指導課、生産振興課、担い手支援課、健康福祉部衛生指導課と各課長が新たに就任されました。

≪農林水産部長室≫

≪農林水産部関係課≫

≪舘野農水部長との情報交換≫

冒頭、3月28日に関東養豚協議会として武部農水副大臣を訪問し豚熱に関する①ワクチン2回接種、獣医師の指導により生産者自ら接種できる柔軟な体制②野生イノシシ駆除③埋却地の確保とレンダリング装置の活用の3項目について要請した旨報告。

また、配合飼料価格高騰、にきなみ資材高騰により施設の新築は倍の経費がかかるため、融資を受けても先が見えない不安にある。豚の相場は市場価格なので生産者は係る経費を販売価格に転嫁できない。市場相場は例年並みではあるが生産コストは上がっているため厳しい。

出荷は夏には減るが、秋には増えるが飼料が安くなるとの状況が全く見えない。飼料価格高騰により経営は大変厳しい。根本的に変えていかないとこの異常な状況は乗り越えていくことができない。この状況が続けば8割の農家が廃業に追い込まれてしまう。飼料基金、豚マルキンなど対策はあるがこれだけでは何ともしがたい部分があり、生産者の負担が生じない支援をお願いしたい旨、生産者サイドからお願いを申し上げた。

舘野農水部長と豚熱・配合飼料高騰に関する状況報告と対策について要請

舘野農林水産部長、部長室次長と参加したナイスポーク役員

≪農林水産部・出先機関≫

県畜産総合研究センターの富田センター長が退任され、後任として井出基雄前畜産課長、次長に市原裕二前企画経営室室長がそれぞれ就任。各家畜保健衛生所の所長・次長が全て変わりました。中央家畜保健衛生所長に東部家保から青木　ふき乃氏、東部家畜保健衛生所長に南部家保から江森　美香氏、北部家畜保健衛生所長に東部家保小川　明宏次長が就任、南部家畜保健衛生所長には同次長の市沢　三香氏がそれぞれ就任された。

農林水産部畜産課は、課長に前副課長の大澤　浩司氏、副課長に印旛農業事務所企画課長・菊池里佳氏、企画経営室主幹兼室長に山﨑　直氏が就任されました。

丸山生産振興班長は留任となり、環境飼料班長には嶺岡乳牛研究所・主任上席研究員であった、渡辺　聡氏が新たに就任された。配合飼料価格高騰の折だけに飼料原料の生産等重要な役割を担うと期待される。島田　純家畜衛生対策室副技監兼室長は留任で、主幹に北部家畜保健衛生所衛生指導課長であった笠井　史子氏が、副主幹に農林水産政策課政策室・副主幹吉田　喜一郎氏が課に戻り人材が強化された感がある、畜産課にとって、衛生対策は最も重要な業務として、この一年間、出先機関である家畜保健衛生所と連携をはかり、生産現場を踏まえた疾病対策に力を注いでほしいものである。

担当係の半数が移動となりました。

≪農林水産部・畜産課≫

新任の大澤畜産課長、菊池副課長、山﨑企画経営室長を囲んで参加したNPC関係者

県定期異動に際し、豚肉生産現場における懸案事項である豚熱に加え、昨年からの配合飼料の高騰により、大変厳しい状況に置かれていることから、ナイスポークとして県知事に対する要望書を畜産課長に対し提出し、合わせて農林水産部長との面談に際し、厳しい状況の報告と支援をお願いしました。また自民党千葉支部連合会を訪問し、自民党県議会議員会畜産振興議員連盟實川会長宛て支援要請文書を提出した。

熊谷県知事宛ての「配合飼料価格高騰に対する支援要請」書を大澤畜産課長へ手渡す青柳会長

ナイスポーク青柳会長は、自民党千葉県支部連合会に平野局長を訪問し、自民党県議会議員会畜産振興議員連盟實川会長宛ての

「配合飼料価格高騰に対する支援要請」書を提出した。

県及び県連訪問の後、全農千葉県本部、日本政策金融公庫を訪問し情報交換を行った。

令和4年度全農千葉県本部新体制：全農千葉県本部畜産部長。畜産酪農課長へ飼料高騰対策で情報交換

県本部長：荒井　　隆氏、副本部長：河野　克己氏同副本部長：櫻井　剛志氏、畜産部長：都築　延吉氏、畜産酪農課長：明智　　猛氏

公庫井上支店長は変わらず、新任として根本　祐介氏（　融資第一課上席課長代理）が紹介された。