令和8年夏季成田国際空港 海外出国者向け合同キャンペーン開催参加

2026.8.6

例年、夏休みの期間中は、海外との旅客の往来が活発となり、口蹄疫、アフリカ豚熱等の発生国からの帰国者も増大することが想定されます。 今回、農水省動物検疫所成田支所の要請を受け、国内への家畜の悪性伝染病の侵入防止及び植物防疫との合同広報キャンペーンに参加いたしました。

キャンペーン参加の着ぐる達

1.防疫キャンペーン

日本への入国時は、ほとんどの国からの肉やハム・ソーセージ・ベーコンなどの肉製品は、検査証明書がない限り成田空港を含め日本国内へ持ち込み禁止で、申告せずに持ち込むと罰則の対象になります。機内食のハンバーガーやサンドイッチ、ビーフジャーキーなども対象なので、残さず機内で食べきるか、到着前に処分することになっている。キャンペーンは、3階出発ロビーでグループごとに「日本への肉製品は持込禁止(肉製品禁止帯入)・違法な持込は3年以下の拘禁刑又は最高300万円の罰金対象になります」と書かれたチラシの入ったテッシュを配布。国に帰り今度日本への帰国・観光等で再入国の際の注意を促した。

 

キャンペーン活動に入る前に参加者全員による記念撮影

「肉製品持ち込み禁止」声がけする参加者

 キャンペーン・入国ゲート

キャンペーン効果を求め次の場所へ移動

入国ゲートでもキャンペーン実施

着ぐるみとポーズをとる旅行者

キャンペーン理解してほしい

キャンペーン終えナイスポーク関係者

  • 成田空港での肉製品持ち込みの基本ルール
  • 成田空港だから特別というより、日本の家畜防疫法に基づく全国共通ルール
  •  肉・肉製品(生肉、加工品、乾燥・燻製・冷凍・真空パック品など)は原則禁止
  • 例:ソーセージ、ハム、ベーコン、ビーフジャーキー、肉入り菓子、肉入りサンドイッチ等
  • 現在、多くの国で口蹄疫やASF(アフリカ豚熱)などの家畜の病気が発生しています。
  • これらの病気は、海外から持ち込まれた肉や肉製品によって日本へ侵入するおそれがあります。
  •  日本国内で口蹄疫やASFが発生すると、養豚産業に甚大な損害を与えるだけでなく、私たち消費者にとっても豚肉の価格が高騰するなど大きな影響を及ぼす可能性があります。
  •  現在、アジアなど、日本の近隣国でも発生しているASFなどの家畜伝染病を水際で防ぐため海外からの肉や肉製品の持込みには厳しい対応がとられています。
  • 生ハム、ソーセージ、サラミ、ベーコンやジャーキーなどのように肉が主原料の製品だけでなく、肉まんや餃子、ハンバーガーやハムサンドなど、少しでも肉が原料に使われている製品も対象です。真空パックしたものや空港の免税店で売っているものであっても、ほとんどの場合持ち込めません。各国際空港や海港の税関検査場では、動物検疫所の家畜防疫官が厳しくチェックしています。また、検疫探知犬が手荷物の中に肉製品などが入っていないか探知しており、その鋭い嗅覚で真空パックに入っているような肉製品であっても見つけ出します。
1. 動物検疫所の業務概要
  • 検疫所の配置と人員

動物検疫所を配置している場所:37か所

動物検疫所を配置していない指定港:73か所

指定港:105か所 (海港・60/ 空港・45)

家畜防疫官人員・・・544名(2026年)

訪日外国人旅行者数の推移

日本を支える観光ビジネス・・・2030年目標:6,000万人

2025年訪日観光客:42,583,837人

地域別訪日旅行者   アジア:79% ・ 欧米:18% ・ 豪州:2%

国別訪日旅行者数   韓国:22%・中国21%・台湾:16%・米国:8%

香港:6%・その他のアジア:14%

◎ 2025年度成田空港入国者数ベスト3

国籍 中国(香港含) 韓国 台湾
入国者数 2,870,751 1,663,357 1,511,624

◎ 動植物検疫探知犬の活躍

動物検疫所において、一部動物検疫探知犬及びハンドラーを育成している。

探知対象物:(例)肉類・ハムソーセージ類・餃子等の肉製品・果物

年度 H17 H27 H30 R1 R2
配置総数 18 33 53 140

探知犬として活躍するビーグル犬

検疫探知犬と一緒に仕事をする「ハンドラー」

探知犬は、肉製品や果物を見つけて荷物の横に座ると「ごほうび」のおやつがもらえるよう訓練されています。

◎摘発上位国・地域状況(2024年確定値・2025(速報値)

2024年確定値 2025年速報値
国・地域 件数〈件〉 重量(㎏) 国・地域 件数〈件〉 重量(㎏)
中国 52,347 25,630 中国 61,885 29,088
韓国 35,059 12,129 韓国 379,80 12,481
フィリピン 12,037 6,492 ベトナム 10,973 8,396
ベトナム 10,295 8,507 フィリピン 9,816 5,496
5 タイ 8,695 3,177 インドネシア 8,939 4,871
インドネシア 6,472 4,245 タイ 6,660 2,740

◎携帯品による輸入禁止品等件数の推移

成 田 全 国 成田割合
2020年 10,283 29,099 35%
2021年 10,571 18,726 58%
2022年 21,476 54,355 40%
2023年 49,845 152,599 33%
2024年 71,407 201,903 35%
2025年 79,871 220,962 36%

◎ 増加する輸入禁止品に対応するための水際検疫の強化

  • 令和元年頃から国際郵便による違反畜産物の輸入が増加し、現在も高止まり。
  • 違反畜産物が含まれる国際郵便物の宛先が外国食材店であるカースも確認。
  • 国内の外国食材店では、違法に輸入された疑いのある畜産物が販売されている事例も確認。
  • 強化の方針

郵便物検査・・・AIを活用したⅩ線画像解析の導入

空港手荷物検査の強化

違反畜産物の対応・・・家伝法改正により強化

立入検査・違反畜産物の廃棄及び販売禁止

 

〇 違反者(警告書交付者)の属性≪H31.4 ~ R5.12

在日・在留 51.4% 技能実習 5.7%
親族・友人訪問 20.4% 留学 5.3%
観光 7.2% その他 3.0%
商用 7.0% 不明 1.3%

〇外国食材店・外国人コミュニティへの広報活動

〇保健所・食材店への広報物設置依頼・・・動植連携の広報物を使用

〇外国食材店・外国人コミュニティへの情報発信

意見交換会

キャンペーン、動植物検疫の現場見学の後意見交換会が開催されました。

意見交換会終了に際し、事務局から日頃の水際対策への強・対応に対し感謝を申し上げました。アフリカ豚熱、口蹄疫については、隣国まで発生が確認されており、何時日本への侵入があっても不思議でない状況にあります。これらの疾病の侵入を許せば、日本の畜産、養豚は壊滅的な状況となります。私達生産者は、今後も農場セキュリティの強化に努めてまいりますので変わらぬ水際対策の強化をお願いいたしました。

 

意見交換会を終え、全員での記念撮影